m7♭5コードはナチュラル2度(9度)が今っぽい?!
質問:あなたはm7♭5コードのとき2度(9度)はなんの音を弾きますか?
音楽をやっていなければこんな質問される事はほとんどないと思うけれど(やっていてもあまりないかも・・)、もしそんな妙な質問されたら何て答えるだろう?
例えばBm7♭5のスケールを弾くとき、シ(B)の次に来るのはド(C)?それともド#(C#)?
正解は、どちらでもいいんです。
ただド#(C#)の方が今っぽいんです!マイルス的に言うと、クールでヒップなんです!
私がまだBm7♭5のときド(C)を弾いていた頃(もちろん弾いていい)、ほとんど同時期に3人の先生に言われた、ド#(C#)の方が今っぽいんだと。
そしてそれは、私の大好きなコードの一つにもなるくらいとてもとてもキレイな音だった!
例えばStella By Starlightの出だし、キレイでしょ?
ロクリアン
ロクリアンが好き!っていう人どれくらいいるでしょう?
今までそんな事言っていたのは、ブルックリンに住んでいる世界トップクラスの優しさを持つギターリストの知り合いしか私は見た事がない。
かと言って嫌いというのも聞いた事ないのだけれど、ドリアン(Dorian)やリディアン(Lydian)なんかと比べると、少し人気にかけるような気がする。
ロクリアンは、メジャースケールの7番目のモード。
シ(B)から見ると、2度であるド(C)はフラットになっている。
では今っぽいナチュラル2度(C#)の方は、何のスケールの何番目のモードなのだろう?
シ ド# レ ミ ファ ソ ラ シ
レから始めると・・・
レ ミ ファ ソ ラ シ ド# レ
そう、これは・・・
メロディックマイナー
つまりメロディックマイナーの6番目のモード。
その名もズバリ、ロクリアンナチュラル2!!
そう、モードというのは何もメジャースケールに限った話ではなくて、メロディックマイナーもハーモニックマイナーにもそれぞれ7つのモードがある。
もう一つ聞き慣れないかもしれないけど、ハーモニックメジャーにもある!
この続きは長くなりそうなので、またの機会に。
みなさんも是非ロクリアンナチュラル2を使いこないして、クールでヒップな帝王になろう!
猫アレルギーなのに猫を飼いながらOver The Rainbowのアレンジをする
ついに・・・
ついに、猫アレルギーよりも猫への愛情が勝ってしまって、マンハッタンにあるシェルターから3歳の女の子をアダプトしてきてしまった。
人生初猫!!
嬉しすぎる!!
でもやはり猫アレルギーなので、わーいわーいと言ってられる訳ではなく、こまめに掃除や洗濯をしたり、アレルギーの薬や目薬や喘息の薬を飲んだりしなくてはならない。
しかし、だがしかし、そんな事何も苦じゃないくらい可愛い!!
寝てる間に何の躊躇もなくお腹を踏んでくるけど、私の仕事中パソコンの陰から殺気のような”かまってオーラ”を出してくるけど、、、そいうのも含めてぜーんぶ可愛い。
ありがたい事にピアノの音は苦手ではないらしく、気持ちよさそうに聴いてくれる。
可愛いではないか。。。
一日中ピアノを聴かせながら、Over The Rainbowのアレンジがようやく完成!
Over The Rainbow
今回のアレンジで前もって決めていた事は、メインのキー(コード)の他にもうひとつサブ的なキー(コード)を設定した事。
今回はBメジャー(BM7#11)を使う。
あとは、やりすぎない事。
複雑にしすぎても聞きづらくなってしまうし、単純すぎると飽きてしまう。
私の先生は口癖のように「Too much is always NOT good.(やりすぎは、なんだってよくない)」と言っていた。
ノンダイアトニック率
上段がRealbookにあったコードで、下段が私がアレンジしたもの。
それぞれ、ノンダイアトニックコードに色をつけてあるのだけれど、特に二枚目の下段が多くなっているのがわかると思う。
五角形で囲ってある部分は、最初に決めておいたサブ的なキーやコード。
特に今回C7→BM7#11という進行をよく使ってみた。
4分の4拍子で32小節なので、拍が全部で128拍ある。
そこからノンダイアトニックの割合を計算すると
上段→ 30%
下段→ 45%
15%アップという結果になった。
Too muchになりすぎない事を考えると十分だと思う。
コードと照らし合わせながら、ぜひ聴いてみて下さい!
”不良の音楽”は本当に不良なのか
不良の音楽
私の若い頃には、まだかろうじてわかりやすいタイプの不良がいた。
リーゼントだとかモヒカンだとか、そういういかにも悪そうな不良が、いかにも悪そうに昼休みに校庭に集まってタバコを吸っている姿をよく目にした。
今の時代の不良は(という言葉がもうすでに死語だけども)ハーレイ・クインみたいにスタイリッシュでぶっ飛んじゃってるのかもしれないけれど、どんな音楽を聴いているんだろう?
今でも、尾崎豊を人生のバイブルのように聴いたりするんだろうか。
”不良の音楽”で検索すると、尾崎豊先生をはじめとしてブルーハーツやボウイ、ビートルズ、ざっくりとジャンルでジャズやヒップホップなどがあがった。
(関連ワードに”体調不良音楽”というのがあって、そちらも非常に気になったが、体調不良になる音楽ではなく体調不良の時のための音楽だった)
どれも間違いなく不良っぽいが、一体何が不良っぽいのだろう?
音楽的不良のタイプ
私なりに不良音楽をタイプ分けしてみたところ、だいたい以下の4つに分類できるような気がする。
・自由になりたいー!縛られたくない!!「メッセージ型不良」
・鼓膜なんか気にしない!?「音量型不良」
・速すぎてもはや痙攣レベル!?「スピード型不良」
・ダイアトニックなんて3歳の時に捨てたゼ!!「ハーモニー型不良」
(あと「リズム的不良」っていうのもいるけど、これは私の中では”変態”のカテゴリーに入っている)
どれも非常に悪そうだが、世の中では圧倒的に「メッセージ型不良」の割合が多いように思える。
もちろん複合型も多いと思うが、尾崎先生はもちろんのこと、ブルーハーツやボウイも、見えない自由が欲しくて見えない銃を撃ちまくったり、足にからまった 鎖切り裂いて自由になったりしているので立派な「メッセージ型不良」だと言える。
では、ハーモニーはどうだろう??
ハーモニー的成分表
・99%ダイアトニックコード
(1%はこの支配からの〜の部分のクロマティックなパッシングコード)
・95%のダイアトニックコードと5%の6度セブン(VI7)
・90%のダイアトニックコードと10%の2度セブン(II7)
(数字はあくまで目安程度)
大半をダイアトニックコードが占めているのがわかると思うが、ハーモーニーという観点から見ると我らの尾崎先生もブルーハーツもボウイですら、不良どころか超優等生なのだ。
一方ピシッと横分けに黒縁メガネの超真面目そうに見えるBill Evansは・・・
(数字は小節数から割り出しているのでめっちゃ正確!)
不良だ。アメリカ的にいうとギャングだ。ハーモニー的にとてもギャングだ。
おそらく、もうだいぶいい歳だけれどもDave LiebmanやSteve Swallowなんかもこのカテゴリーではとんだギャングだ。
もう極悪だ。
行儀よく真面目なんてできやしないミュージシャンへ
これは、ノンダイアトニックコードが多ければ良いとか、少ないから悪いとかいう事ではない。
ノンダイアトニックコードが1つもなくたって、それをカバーしてもまだ余る程メッセージ性が強く人々を惹きつける音楽が世の中にはたくさんある。
ただ、私は言いたい。
もし、あなたがダイアトニックコードに縛られたくたくないと感じていたら、すぐにでも自由になってほしい。
でも、どうやって?どうやってノンダイアトニックコード使えば良いの?正しい使い方は?と聞かれることがあるけれど、、、
好きなように使えば良い!!自分の弾きたいように、聴きたいようにやればいい!!
たぶん誰も、夜の校舎で窓ガラス壊してまわるのに前もって正しい壊し方とか調べて行かないし、そもそも盗んだバイクで走り出した時点で正しくない。
あなたはもう立派な不良(音楽的に)だから、まずはやってみよう。
好きなように自分の耳が良いと思う音を探してみよう。
そうすればきっと自分のルールや、自分のコード進行が出来上がってくる。
残念ながらハーモニーは不良音楽の中で見落とされがちだけど、私は言いたい。
この(ダイアトニックの)支配から卒業だ!
*全て音楽の話です。不良行為、犯罪行為を推奨するものではございません。
ハーレムの思い出、Sam Smith「I'm not the only one」
「I'm not the only one」
2〜3年前だっただろうか。
その頃ニューヨークのハーレムに住んでいて、その古いアパートは吹き抜けのような中庭(実際は死の谷のように汚かった)のようなものを挟んで隣の部屋の窓と向かい合っていた。
お互いその窓には常に薄手のカーテンを引いて見えなくしていたけど、隣の住人のあらゆる生活音が聞こえてきた。
鼻歌から夫婦げんかまで、本当にありとあらゆる生活音だ。
こちらがくしゃみをするとカーテンのかかった向かいの窓から”Breath you!”と聞こえてくる事もあった。
(アメリカでは一般的な、くしゃみをした人にかける”お大事に!”的な言葉。)
そのお隣さんが、突如Sam Smithの「I'm not the only one」の歌の練習を始めた時期があった。
ちょうど今くらいの季節に。
そのせいでこの季節になると、なんとなく聴きたくなってまうのだ。
本当に朝から晩までずっと隣から”you say〜”と聴こえてくるので、曲名も何もわからないままメロディをすっかり覚えてしまった。
そしてまた耳に残りやすいメロディなのだ。
(そして歌詞が、、悲しすぎる、、、)
よく使われるノンダイアトニックコード
C E7 Am F
You say I'm carzy
C E7 Am F
'Cause you don't think I know what you've done
C E7 Am F
But When you call me baby
C F C
I know I'm no the only one
(Key: Cの場合)
ほとんどC E7 Am Fの繰り返しで初めから終わりまで構成されている。
E7だけがダイアトニックコードではないノンダイアトニックコードけど、これはAmにスムーズにいくためのドミナント7で、ジャンル問わずとてもよく使われるコード進行だ。
(ダイアトニックコードという言葉に聞き覚えのない方はこちら)
たとえばNina Simonの「I Wish I Knew How It Would Feel To Be Free」もほとんど同じだ。
C E7 Am F G7 C
I wish I knew how it would feel to be free
(Key: Cの場合)
ゴスペルっぽい雰囲気もあるので、そういう曲を作るときにも便利なコード進行だし、メロディが思いつきやすいのでアドリブの練習にもおすすめ!
最後に「I'm not the only one」のクラップ音(拍手)のタメ具合にも注目してみて!
かなり遅い!それがいい!!
「Let It Be」と「Let It Go」の共通点から、ダイアトニックとノンダイアトニックコードの裏切りついて
「Let It Be」と「Let It Go」の共通点
たとえばビートルズの「Let It Be」の歌い出し
”When I find myself in times of trouble, Mother Mary comes to me ~ ”
何年か前に大ヒットしたアナと雪の女王の「Let It Go」のサビ
”ありのままの 姿見せるのよー”
この二つのフレーズを思い浮かべてみて、何か共通点に気付くだろうか?
この二つの曲のはタイトルが似ているだけじゃなくて、実はコード進行もとっても似ている。(比較のためにどちらもKey: C)
C G Am F
”When I find myself in times of trouble, Mother Mary come to me ~ ”
C G Am F
”ありのままの 姿見せるのよー”
この部分に関しては全く同じコード進行。
同じ伴奏でどっちも歌えるし、
”ありのままの Mother Mary comes to me ~”
と歌う事もできる。(ありのままのMother Maryというのが気になるけど)
そしてこのコード全てダイアトニックコードなのだ。
ダイアトニックコード
ダイアトニックコードというのは、知っている人も多いかもしれないけど、スケールの中の音だけで構成されている和音の事。
たとえばCメジャースケールのダイアトニックコードはこうなる。
(クリックで拡大画像)
Triad(トライアド)というのは3和音という意味で、4和音にすると全て7thコードになる。
「Let It Be」は曲の最初から最後までこのダイアトニックコードだけでできている。
それ以外のコードは一つも出て来ない。
完璧にダイアトニック的な曲だ。
でも「Let It Go」の方はそうはいかない。
サビの部分に一箇所面白いポイントがある。
C G Am F
ありのままの 姿見せるのよー
C G Am F
ありのままの 自分になるのー
C G Am F
何も 怖くない
Em E♭ F
風よ 吹け 少しも寒くないわ
ノンダイアトニックコード
E♭のコードはCメジャースケールのダイアトニックコードの中にはない。
本来なら(ダイアトニック的には)ここはAm7に行くはずなのに、E♭。
そうすればもっとスムーズに聴きやすくなるのに、E♭。
この唐突に出てきた違和感さえ感じるE♭こそが、ダイアトニックの壁を越えたノンダイアトニックコード(non diatonic chords、非ダイアトニックコードとも呼ぶ)なのだ。
ダイアトニックコードとノンダイアトニックコードの特徴
いろんな曲のコードを見ると、「Let It Be」のようにダイアトニックコードだけでできている曲が山ほどある事に気づくと思う。
ダイアトニックという一つの同じ世界の中で成り立っているので、確実に聴きやすく期待を裏切らない。
ところがノンダイアトニックコードが入ると、曲に違和感やサプライズ感が出てきて、その数が多ければ多いほど聴きやすさから離れていってしまう。
でも私は、曲を聴きながら思いがけずノンダイアトニックコードに出くわすと、
”えーそっちなのー?!そっち行くのー?!”
といつも軽く裏切られた気持ちになって嬉しい。
予想してない事が起こるとなんかテンションが上がる!
「Let It Be」みたいにキレイで穏やかになれるような曲も大好きだけど、たまにはもっともっと裏切られるのも悪くない。
ノンダイアトニックコードを使って、みんなを少し裏切ってみてはいかがだろう?
3連符は”3連符っぽくなく”がコツ!?
『君の名は。』が見たい
見たい。
一体ニューヨークではいつ公開されるのか...
「言の葉の庭」が大好きな私は、1日に5回くらい「あー日本に帰ってでも見たい!」と思っている。
それでサントラで予習をしながら公開日に備えているのだ。
その中にピアノのイントロが印象的な「スパークル」という曲があった。
とてもキレイでとても3連符っぽい曲だ。
イントロは楽譜に起こすとこんな感じ。
BC#F#(シド#ファ#)の3音からなるフレーズの3連符がキレイに配置されていて、とても3連符らしい。
でも今日は、3連符のもう一歩先に行ってみよう!
3連符っぽくない3連符
3連符らしさを崩すには、一つのフレーズを3音ではなく2音とか4音で作るのがコツ。
①2 + 2 + 2 + 2 + 2 + 2=12(難易度★)
4分の4拍子の場合、1小節の音符の数は3連符×4拍分=12音 になる
つまり3+3+3+3=12
それをこうしたい。
2+2+2+2+2+2=12
ではまず一つのフレーズを2音で作ってみよう。
1小節に2音のフレーズが6コ。
2+2+2+2+2+2=12
(それはともかく、音キレイ!)
それぞれのフレーズのあたまB(シ)の音にアクセントを付け、このアクセントの音だけを取り出すと4分音符の3連符(2拍3連)と同じになる。
12音 ÷2音ずつ=6連符(2拍3連)
②4 + 4 + 4=12(難易度★★)
同じように今度は4音で1つのフレーズを作っていく。
1小節に4音のフレーズが3コになる。
4+4+4=12
同じようにフレーズのあたま B(シ)の音にアクセントを付け、このアクセントの音だけ取り出すと2分音符の3連符(4拍3連)と同じになる。
12音 ÷4音ずつ=3連符 (4拍3連)
③5+2+5=12 (難易度★★★)
5音でフレーズを作ると2音余ってしまうので、パターンが偏らないようその2音を真ん中に置いてみる。
この辺りから少し弾きづらくなってくるかもしれない。
④2+3+2+3+2=12(難易度★★★★)
5音のグルーピングをさらに分解して5=(2+3)にしたパターン。
そろそろ右手と左手がいう事を聞かなくなってきたかな?
練習方法
弾きづらいときはまずスケールで練習して慣れてみよう。
慣れてきたらアクセントを強調して、その他の音をできるだけ小さくしてみる。
そしてアクセントの音だけを弾く。単音だと少しさびしいので和音にしてみよう。
ここまでできれば3連符マスターはもう目の前!
本日の最終形態(難易度MAX★★★★★)
本日の最終形態は2+3+2+3+2=12のアクセントをコードにしたこちら。
弾けるかな?
ここまで出来れば、あなたはもう立派な3連符マスター!!
色んなパターンを組み合わせて自分なりのsparklingな3連符を作ってみよう!
これだけは知っておきたい対位法2つのポイント(Counterpoint 2)
大切なポイントはこの2つ!
対位法というのは複数のメロディーが同時に演奏される、バッハのインベンションのようなものだけど、実はこの理論は色んなところで非常に役に立つ。
例えばメインボーカルの他にハモりのラインを考える時、トランペットとサックスのリフを考える時、弦楽四重奏を作曲する時etc....色んな場面!
そこで覚えておくと便利なのがこの2つ。
1. 完全協和音でDirect motionしない!
2. 完全協和音にDirect motionで行かない!
*完全協和音に聞き覚えのない方はコチラ(前回の記事)
3種類のモーション
まずはMotionの種類について。
対位法には主に3種類のmotionがあって形で見るととてもわかりやすい。
①平行に進行するDirect motion
②真逆に進行するContrary motion
③片方が一定の音のまま進行するOblique motion
完全協和音でDirect motionしない!とは
1つ目のルール。
これはつまりユニゾン、5度、オクターブで平行に進行しないという事。
言い換えると3度と6度しか平行に進行できないという事。
よくボーカルのハモりなんかで3度や6度が多く使われてるけど、逆に言えば3度と6度しか平行に進行できないからなんだと知ったときには、なんとも言えないスッキリ感があった。
大事な用語2つ
2つ目のルールに行く前に大事なキーワードを覚えておこう。
Cantus Firmus → 元になるメロディ
Counterpoint → 元のメロディに対するメロディ
Cantus Firmusはラテン語でカントゥスフィルムスと読むらしい。
カントゥスフィルムス、なんか言いたくなる。
ポッキーかなんか持ちながら言うと魔法的な何か起こりそう。
「カントゥスフィルムス...カントゥスーフィールムス!!」
完全協和音にDirect motionで行かない!とは
2つ目のルール。
これはユニゾン、5度、オクターブに行くときに平行進行で行かないという事。
キラキラ星をCantus Firmusにして、上下それぞれにCounterpointを作ってみる。
ピンクの△印が付いているところが完全協和音になるので、その一つ前の音から完全協和音に行くmotionに注目してほしい。
2つのルールの意味がわかっただろうか?
対位法には他にもたくさんのルールや、それと同じくらいたくさん例外もあるけど、でもまずはこれだけ、この2つのルールを覚えてみてほしい。
ただこれはあくまでstrictなルールであって絶対禁止なルールではない。
私の先生もよく言っていたけど、一番大事なのは自分がイイと思う音。
それが対位法的にNGでも、どうか自分の耳と声を信じて突き進んじゃってほしい。
手始めに自分のお気に入りの曲に、もう1つ新しいメロディ(Counterpoint)を作ってみてはどうだろう!