切ないクリスマスソング「River」
北国で育ったせいか、クリスマスにはやはりどうしても雪が見たい。
ニューヨークでは何回か雪が降ったものの積もる程ではないし、今日はずっと雨らしい。
夜更けすぎに雪へと変わればいいんだけど見込みは低そうだ。
そんな時いつも思い出すのが、ジョニ・ミッチェルの「River」。
It's coming on Christmas
クリスマスが近づいてくると
They're cutting down trees
みんなモミの木を切り倒し
They're putting up reindeer
トナカイを飾りつけ
And singing songs of joy and peace
喜びと平和の歌を歌う
Oh I wish I had a river I could skate away on
あぁ 川があれば滑っていけるのに
But it don't snow here
だけど ここは雪が降らない
It stays pretty green
いつまでも緑が残ったまま
I'm going to make a lot of money
一稼ぎして
Then I'm going to quit this crazy scene
こんなクレイジーなところ出ていくの
Oh I wish I had a river I could skate away on
あぁ 川があれば 滑っていけるのに
ジョニ・ミッチェルはカナダ出身だから、クリスマスにはやっぱり雪が見たくて、生まれ故郷が恋しくなったのかもしれない。
そしてそこにはきっと川があったんだろう。
ちょっぴり切ない曲だけど、少なくとも私には、鈴の音シャンシャンしてハッピーでたまらないよー!という曲よりこっちの方がしっくりくる。
クリスマスみたいなホリデーシーズンは孤独を感じやすくなると聞いた事があるから、こんなふうにそっと心に寄り添ってくれるような曲は貴重だ。
ジョニ・ミッチェルが、今年のクリスマスを雪景色の中過ごせていますように。
みなさんが素敵なクリスマスを過ごしていますように。
Merry Christmas!!