「The Rain Of May」雨を弾く
この曲は前にも紹介したことがある、雨の日に書いた曲。
前回は5連符の練習曲として紹介したけど、ピアノ用に少しアレンジしたので今回は「自由に弾く」ための曲として紹介したい。
前回と大きく違うのは、1小節目に自由に雨を弾く「Raindrops」セクションを加えたこと。
自由に弾くって言うと、恐ろしく感じる人もいるかもしれないけど、リラックスして気楽にやってみると、意外と楽しいかもしれない。
最初は間違ったらどうしようって怖くなるかもしれないけど、大丈夫。
そもそも「雨を弾く」ことに間違いなんてないから。
いろんな種類の雨があって、色んな感じ方をする人がいる。
そのどれもが、だれもが正解で、間違いなんて一つもない。
私のピアノの先生は、ピアノでつくり出す世界は、完全に自分だけのためにある唯一の場所だと言っていた。
誰もジャッジしたり立ち入ることの出来ない、自分だけの場所。
じゃあ、はじめてみよう。
まずピアノの前に座って、想像してみる。
自分だけの世界に降る雨。
そこは丘の上かもしれないし、ビルの屋上、あるいは誰も知らない秘密の庭かもしれない。
そこにはいったいどんな雨が降っているんだろう。
やさしい雨だろうか、やわらかい雨だろうか、あたたかい雨だろうか。
そして耳をすませる。
何か聞こえてきたら、1節目に雨を降らせてみよう。
楽譜はこちらから(ダウンロード)
Enjoy!