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もっと自由に音楽したい人へ。ニューヨークで学んだ作曲や演奏のコツをお届けします!

音のテクスチャー Stefano Battaglia

Stefano Battaglia (ステファノ・バッターリア)

イタリアのミラノ出身のピアニスト。

何年か前にECM好きのドラマーの友人にすすめられて聴いたのが初めてだった。

ECM的なサウンドはもちろん、テクニックも素晴らしいピアニストだ。

今日は彼のテクニカルな部分を音のテクスチャーとしてご紹介。

(前回の音のテクスチャーFederico Mompouはこちら

 

 The Real Meaning (Of the Blues) / Stefano Battaglia 

まずは聴いてみよう→視聴

速くて何がなんだかわからないけど、とってもゴージャスでテンションが上がる。

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音符だけみるとそんなに複雑ではないけど、これをあの速さで弾くとなるとなかなかのテクニックが必要だ。

右手と左手の音の振り分けが違うかもしれないけど、おそらくこんな感じだと思うので、今日はこのテクスチャーをマスターしていこう!

 

 

1. 分析 

まずはどうなってるのか構造をみていこう。

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右手は8分音符、左手は16分音符の6連符。

6連符の1つ目と3つ目が休符になっていて、ちょうど右手の8分音符の間に左手の音が2つ入るような形になっている。

これを弾いてみるとわかるのだが、両手の位置がとても近く最初は弾きづらい。

なので両手を前後?上下?に重ねるように弾くのがコツ。

ちなみに私は左手が上派。

 

2. 分解

弾きやすい形にして、練習用スケールを作る。

音数を減らしたり手がぶつからずに弾ける音を選んだり、とにかく自分が弾きやすい事が一番大事。

今回はCドリアンで練習してみよう。

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ちょうど縫い物や編み物みたいな形だけど、左右1音ずつにしたので速いテンポでも弾きやすい。

まずはここから慣れてみよう。

これが弾けるようになったら、左手の音数を増やしていこう。

6連符にして左手2音。

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32分音符にして左手3音。

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あとは、右手の和音の音を増やしてみたり。

Cドリアンだと弾きづらいのでDドリアンに変更。

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3. 再構築

スケールでマスターしたこの形を使って好きなフレーズを作っていく。

ちょっとトゲトゲした感じとかキラキラ系のフレーズもこのテクスチャーなら簡単に作れるし、ゴージャスに聞こえるのでみんなをハッとさせられる事間違いなし。

アドリブで使うならこんな感じとか

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作曲だったらこんな感じとか。

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是非Battaglia流テクスチャーをアドリブや作曲のアイディアに使って見て下さい!