5連符をマスターする - The Rain Of May
『The Rain Of May 』
去年の今頃だったと思う。
朝起きたら東向きの窓から朝日が差し込んでいて、窓の外を見ると静かな雨が降っていた。
辺りは明るいのに優しい静かな雨が降っていて、それがとても心地よかった。
顔も洗わずにそのままピアノに向かって曲を作った。
一気に書いてしまったので、おそらく30分もかからなかったと思う。
それがこの曲「The Rain Of May」
その日の心地よさが曲に閉じ込められているみたいに、この曲を弾くとその日の匂いまで鮮明に思い出せる。
そういう意味で作曲は、その瞬間の情景を記録しておけるとても素敵なツールになり得ると思う。
5連符をマスターする
STEP 1 : 5連符の感覚に慣れる 難易度★
この曲は最初から最後まで5連符でできている。
5連符と聞くと難しそうなイメージがあるかもしれないけど、慣れてしまえば実はとても簡単に弾ける。
例えばこれが曲の出だし。
右手3音左手2音に分けて弾くように書かれているが、このように両手で分けてしまえば意外と簡単なのだ。
これでまず5連符の感覚に慣れていく。
STEP 2 : 5=2+3 難易度★★
次に16分音符5つ分の5連符を2+3のグループに分ける。
16分音符2つ分なので8分音符を使用しているが、ちゃんと2つ分頭の中で数えないとリズムが崩れてしまう。
リズムが崩れにくくなるように、右手の8分音符の部分に左手で16分音符を入れているので両手で弾けば2+3の綺麗な5連符になる。
STEP 3 : 5=3+2 、5=2+3 難易度★★★
先ほどと同じように今度は3+2のグループに分ける。
そしてさらに2+3のグループと繋げてみる。
16分音符3つ分=付点8分音符と、 16分音符2つ分=8分音符のみでメロディができている。
頭の中で5連符を感じていないとやはりリズムが崩れてしまうので、うまく左手の16分音符に合わせて弾くのがコツ。
ここまで弾ければ5連符をマスターしているはずなので、是非「The Rain Of May」に挑戦してみて下さい!
「The Rain Of May」の楽譜(PDF)はこちらからフリーでダウンロードできます。