スウィングとは?本当に3連符?
スウィングとはジャズ独特のリズムのこと。
ジャズの楽譜でよくこういうリズムの指示を目にすると思う。
でもココで言いたい。
この表記は間違いです!!
私はこの表記がたくさんの人にスウィングの誤解を招いていると思っている。
もしも私が大統領になったらこの表記を廃止したいくらい!
ではスウィングとはどう表記するのか、答えはこう。
何も変わらないじゃないかと思うかもしれないが、スウィングの秘訣は実はこの8分音符の場所にある。
スウィングの間
従来のスウィングは最初のSwing表記のように3連符だと考えられていた。
こんなふうに。
実際ビル・エバンスのスウィングはこの3連符に近い。
でも今はこういうスウィングを弾く人はまずいない。
ではどう弾くかというと、こういうふうに弾く。
拍のあたまにスウィングには欠かせない間が入る。
3連符ではなく、少し、ほんの少し遅れているevenの(均等な)8分音符。
そしてこのほんの少し遅れた間が、スウィングのリズムを作り出すのだ!
でもどうして世の中的に3連符がスウィングだと思われているかというと、スウィングした時の8分音符の裏拍が3連符の3番目の音とタイミングが非常に近いからだ。
しかもこの”スウィングの間”の長さは人それぞれ違う。
だからスウィングの仕方もプレイヤーによって異なってくるのだ。
ただ、ハービー・ハンコックもキース・ジャレットも3連符ではなく8分音符を弾いている。
3連符ではなく!
スウィングの間を弾く
STEP1:8分音符で弾く
STEP2:裏拍にアクセントをつける
STEP3:少し遅らせて弾く
これでスウィングの完成!
コツは十分に脱力してリラックスして弾くこと。
そして最高に気持ちいい自分のスウィングを見つけて下さい!