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音楽をもっと自由に 〜音楽理論や作曲のこと〜

きよしこの夜の「魔の4小節」

バッハのインヴェンションくらいピアノが弾ける父に「きよしこの夜」のアレンジを頼まれた。

どうやらクリスマスに人前で弾く事になったらしい。 

「きよしこの夜」と言えば、クリスマスソングの定番中の定番。 

でも、実はこの曲、アレンジが地味に難しい。

なぜなら、最初の  ”きーよぉしー こーのよーるー”  の部分は、同じコードが4小節も続いていて変化を出すのが難しいからだ。

itunesやYoutubeなどでいろんな人のアレンジを聴くと、この4小節にいろんな工夫がされていてとても面白い。

シンプルに同じコードを引き続ける人もいれば、ダイアトニックにそってコードを上昇or 下降してみたり(ex. C Dm Em...あるいはC Em/B Am...みたいに)、全く新しいハーモニーになっていたり、ウォーキングベースやブルースっぽくアレンジされているものもたくさんあった。

みんなこの「魔の4小節」に試行錯誤しながら挑んでいる。

 

私なりの「魔の4小節」はこんな感じ。

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気をつけた点

・メロディを壊さないようになるべくシンプルに

・元のコードから離れすぎない

・1−2小節目と3−4小節目が全く同じコードの繰り返しにならない

・5小節目のF7にスムーズに動ける

・ちょっと練習すればすぐに弾けるくらいの難易度

 

ダイアトニックだけど、これだけコードの変化があれば飽きないと思う。

楽器がある方は是非この「魔の4小節」に挑んでみて下さい!

 

ところで、父は弾けるようになったのだろうか・・・

www.youtube.com