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pianeco

もっと自由に音楽したい人へ。ニューヨークで学んだ作曲や演奏のコツをお届けします!

これだけは知っておきたい対位法2つのポイント(Counterpoint 2)

大切なポイントはこの2つ!

対位法というのは複数のメロディーが同時に演奏される、バッハのインベンションのようなものだけど、実はこの理論は色んなところで非常に役に立つ。

例えばメインボーカルの他にハモりのラインを考える時、トランペットとサックスのリフを考える時、弦楽四重奏を作曲する時etc....色んな場面!

そこで覚えておくと便利なのがこの2つ。

 

1.  完全協和音でDirect motionしない!

2.  完全協和音にDirect motionで行かない!

 

 *完全協和音に聞き覚えのない方はコチラ(前回の記事)

3種類のモーション 

まずはMotionの種類について。

対位法には主に3種類のmotionがあって形で見るととてもわかりやすい。

 

①平行に進行するDirect motion

 

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②真逆に進行するContrary motion

 

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③片方が一定の音のまま進行するOblique motion

 

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完全協和音でDirect motionしない!とは

1つ目のルール。

これはつまりユニゾン、5度、オクターブで平行に進行しないという事。

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言い換えると3度と6度しか平行に進行できないという事。

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よくボーカルのハモりなんかで3度や6度が多く使われてるけど、逆に言えば3度と6度しか平行に進行できないからなんだと知ったときには、なんとも言えないスッキリ感があった。

 

大事な用語2つ

2つ目のルールに行く前に大事なキーワードを覚えておこう。

Cantus Firmus → 元になるメロディ

Counterpoint → 元のメロディに対するメロディ

Cantus Firmusはラテン語でカントゥスフィルムスと読むらしい。

カントゥスフィルムス、なんか言いたくなる。

ポッキーかなんか持ちながら言うと魔法的な何か起こりそう。

「カントゥスフィルムス...カントゥスーフィールムス!!」

 

完全協和音にDirect motionで行かない!とは

2つ目のルール。

これはユニゾン、5度、オクターブに行くときに平行進行で行かないという事。

キラキラ星をCantus Firmusにして、上下それぞれにCounterpointを作ってみる。

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ピンクの△印が付いているところが完全協和音になるので、その一つ前の音から完全協和音に行くmotionに注目してほしい。

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2つのルールの意味がわかっただろうか?

対位法には他にもたくさんのルールや、それと同じくらいたくさん例外もあるけど、でもまずはこれだけ、この2つのルールを覚えてみてほしい。

ただこれはあくまでstrictなルールであって絶対禁止なルールではない。

私の先生もよく言っていたけど、一番大事なのは自分がイイと思う音。

それが対位法的にNGでも、どうか自分の耳と声を信じて突き進んじゃってほしい。

手始めに自分のお気に入りの曲に、もう1つ新しいメロディ(Counterpoint)を作ってみてはどうだろう!